ノートルダムの鐘

【レポート】「ノートルダムの鐘」普遍的なテーマ性、後世に残るミュージカル

ノートルダムの鐘

アニメでは“大団円!”で幕、となるが、このミュージカルは原作に寄り添ったものであり、ハッピーな終わり方ではない。中世の教会が圧倒的な権限を持っていた時代、弾圧、排除、差別、そういった問題に目をそむけずにしっかりと描く。カジモドが祭りの日に人々から蔑まれ、物を投げられるシーン、アニメにも描かれていたが、その非情ぶりは思わず目をそむけたくなる。それに異を唱えるエスメラルダ、そういった言動は異端である。また絶対的権力に逆らうフィーバスもまた異端であると言える。この言動が正義でも時代はそれを許さない故に“異端”とみなされるのである。

ノートルダムの鐘

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