ノートルダムの鐘

【レポート】「ノートルダムの鐘」普遍的なテーマ性、後世に残るミュージカル

ノートルダムの鐘

厳かな鐘の音が響き渡る。それから俳優陣が登場、舞台上に聖歌隊(クワイヤ)、圧倒的で力強いコーラス、劇場は礼拝堂と化す。ストーリーはスピード感を持って展開、この物語の重要人物、フロローのバックボーンが楽曲にのって語られる。フロローは真面目で堅物、弟を愛する人物であったが、弟は兄と正反対、自由な感性の赴くままに行動する。その弟の遺児がこの物語の主人公であるカジモドなのである。遺児を引き取ったフロローはその容姿があまりにも醜い故、「カジモド」(“出来損ない”という意味)という名をつけ、育てるが、彼を鐘楼に閉じ込めておくのである。

それから20年程が経ち、ずっと鐘楼で生活してきたカジモドは外の世界に憧れる。この気持ちを歌ったナンバー「陽ざしの中へ」(「Out There」)はアニメにも登場するナンバーで、カジモドの気持ちが痛い程伝わる感動的なナンバー、アニメを観たことのあるファンなら、脳内でシンクロするシーンであろう。

ノートルダムの鐘

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