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【3.0レポート】能×3D映像 世界初のコラボレーション『YU GEN 幽玄 HIDDEN BEAUTY OF JAPAN』

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フォトコールが終わった後、土屋恵一郎と演出の宮本亜門が登壇、「チャレンジ」という言葉が宮本亜門から出たが、まさにこの能に3D映像を掛け合わせること自体、かなり挑戦的な試み、土屋から「(能は)変化していくもの」と語ったが能を含めた演劇自体が時代の変化とともに変わってきているのは歴史が示している。【アジアで最先端の街・シンガポール】×【3D映像の能】、しかも街の中で上演する、本公演が待ちどおしい。また土屋は「新しい発見があるかもしれない」と言う。街中での能、しかも3D映像で、というのは本当に“初”、宮本は「五感を感じさせる」とコメントしたが、まさに五感をフル稼働させて見えてくるものがある。演劇は虚構であるが、リアルでもある。「3Dが持つ危うさ」そして「何も無い空間を創りだすための3D」と宮本は語ったが、その現実、リアル、演劇の持つ虚構性の中での揺らめきこそが、今回の舞台の特徴なのかもしれない。

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