舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~ヒートアップ~

【レポート】舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~ヒートアップ~

舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~ヒートアップ~

人気コミック『弱虫ペダル』の初舞台化は2012年2月であったが、順調に回を重ね、これで11作目となる。キャストも入れ替わり、物語も上級生が卒業し、物語の冒頭では高校生になったばかりだった小野田坂道(醍醐虎汰朗)も2年生になり、再びインターハイの季節が巡ってきた。今回の舞台は、そのインターハイ1日目が描かれる。天井には自転車が3台、自転車の歯車が放射状につり下げられている。いつものように舞台にはセットらしいものはなく、中央にマンパワーで動かす坂道がある。小野田坂道のゼッケンは「1」、前年の結果がゼッケンに反映される。そのゼッケンを手にひしひしと「1」の重みを噛みしめるが、その重みは、この時点ではまだわかっていなかった。幕が開いて、早々にレースがスタート、インターハイの1日目が始まる。各校スタートを切るが、総北から順に決め台詞を決め、キャラクター名を他のキャストが言う。よくある演出では、ここは映像だったりするのだが、この舞台『弱虫ペダル』は映像は一切使わない。全てが“マンパワー”なのが大きな特長なのである。自転車は手にするハンドルだけで表現するし、皆、複数のキャラクターを演じる。“パズルライダー”と呼ばれる俳優陣がいるが、彼らの活躍は八面六臂。時にはレースに出ている選手になり、時には応援する観客になったり、坂を動かす、そしてメンバーを応援したり、と一口には言えないくらいの活躍ぶりだ。

舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~ヒートアップ~

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