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髑髏城の七人

【3.0レポート】ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風 Produced by TBS、いよいよ開幕!

髑髏城の七人

無界屋のシーンは一転して妖艶で華やかな雰囲気、極楽太夫(田中麗奈)が遊女たちと一緒にうちわを手に顔見世の踊りを披露している。そこへ兵庫と荒武者隊がやってきて極楽太夫や遊女たちを応援するヲタ芸を披露、ここはヤンヤな場面だ。その様子を見ていた捨之介、沙霧、二郎衛門もやってくる。沙霧は手当のために奥へ行き、二郎衛門はおえま(保坂エマ)と手を取り合って奥へ、極楽太夫と遊女達も去り、捨之介と兵庫だけがその場に残る。田中麗奈演じる艶やかな極楽太夫、中央で他の遊女たちと舞う姿はここのハイライトシーンとなっていた。この場面が終わるとスクリーンが閉じて、映像で遊郭の一帯を表現するが、ここで客席は右に回転する。場面は無界屋の裏手にある広場。つまり、通常の舞台では“暗転”したり、あるいは幕が降りてその前で俳優が芝居をし、舞台上の“準備”が整って幕が開き、次の場面に……だが、ここは劇場の特性を生かして、スクリーンで遊郭の様子を写し、すんなりと、その裏手に場面を変える。そこで其々の位置関係も何となくわかり、違和感もない。
無界屋の裏手にある小川のシーン、一転して薄暗い、何かが起こりそうな雰囲気を漂わせる。沙霧が御魂の森返しの儀式を行っていると、そこに捨之介がやってくるがただならぬ気配を感じて物影に隠れる。そこへ東雲が現れる。東雲が駆け出そうとしたところで無界屋蘭兵衛(向井理)が立ちふさがり、東雲の正体に気づいた彼は笠に隠されていた刃で東雲を斬る。ここのシーンはまるで劇画を見ているよう。とどめを刺そうとした蘭兵衛を止めようと捨之介が姿を現すも、蘭兵衛は結局、切り捨てる。極楽太夫を呼んでくるように捨之介に頼まれて沙霧は無界屋の中に戻る(左へ去る)。残った2人は天魔王について話していると無界屋から兵庫がやってくる。そこへ「無界屋蘭兵衛、蘭兵衛はいるか」の声が聞こえ、3人は無界屋の中にはけていく(左へ去る)。

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