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髑髏城の七人

【3.0レポート】ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風 Produced by TBS、いよいよ開幕!

髑髏城の七人

1300人以上の観客を乗せて360°回転する円形の客席、その周囲をステージとスクリーンが取り囲む形になっている。開演前までは、ごく普通の劇場となんら変わりはないが、始まると状況は一変する。プロジェクション・マッピングで世界観や物語の説明の文字が浮かぶ。通常なら、いわゆる四角いスクリーンに映し出されるのだが、ここの劇場ならではの、横に長いスクリーンに流れるような映像、それは客席を取り囲む。よって臨場感も印象も通常のそれとは異なり、より迫力を持って“髑髏城”の世界観が観客に迫ってくる。それから幕が開き、まずは関東の荒野のシーン、物語の序盤にあたる。舞台は思ったより奥行きがあり、狸穴二郎衛門(生瀬勝久)が登場する。軽妙な芝居、そこへ沙霧(岸井ゆきの)が駆け込んでくると、それを追って兵庫(山内圭哉)率いる関八州荒武者隊が彼女を追ってやってくる。そこへ関東髑髏党がやってくる。殺陣、アクションの応酬、鉄機兵が兵庫に打ちかかろうとした時、御堂の奥から捨之介(松山ケンイチ)が登場し、手にした瓢箪で颯爽と鉄機兵を蹴散らす。しかし、沙霧は負傷、そんな彼女を無界屋へ連れていく兵庫らを二郎衛門が追う。そして後から捨之介も後を追うのだが、その時、“花道”を左へと去っていく。ここで、この場面が終わり、次の場面、無界屋のシーンに移るのだが、ここで客席は左に回転する。つまり、役者が去った方向と同じ方向に回転するのである。よって場面転換もストレスなくスムーズに、という仕組みだ。

髑髏城の七人

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