劇団アルタイル

【レポート】『劇団アルタイル SPRING FESTIVAL 2017』

『劇団アルタイル SPRING FESTIVAL 2017』

すっかり暖かくなった4月15、16日に行われた『劇団アルタイル SPRING FESTIVAL 2017』。公演は2部構成で1部は芝居パート、2部はライブパートだ。
まず、芝居パートはライブシーンからスタート。キャストの誘導によって観客は手にサイリウムを持ち、満場総立ちとなって盛り上がった。設定は、とある音楽番組の公開収録。さしずめ、観客はその公開収録にやってきたオーディエンス、という訳だ。歌って踊って、合計4曲、登場したユニットはRigel(リゲル)とRegulus(レグルス)。
一方、メジャーデビューの選抜から漏れてしまったため、その収録に参加出来なかったSargas(サルガス)は、寮のテレビで彼らの活躍を眺めていた。「俺たちは選ばれなかった……」、選ばれる者がいれば選ばれない者もいる。頭では理解しつつも、複雑な感情を抱くSargasのメンバー。
芸能界に身を置く新人タレントたちの物語は、演じるキャスト自身とシンクロする部分もあり、リアルそのものだ。シリアスな場面では、観客も固唾を呑んでじっと見守っているのが伝わってきた。だがストーリー自体は暗いものではなく、随所にコミカルなシーンも挟み込み、会場は度々笑いに包まれた。そして最後には、選ばれなかったことを嘆くのではなく、選抜ユニットに負けじと発奮するSargasの想いがプロダクション社長に届き、彼らにも待望のユニットソングが……という大団円を迎えたのだった。芝居パートのラストでは、メンバー全員による『未来のPiece』が披露され、歓声と拍手のなかで1部は幕を閉じた。

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