バイオハザード

【レポート】『BIOHAZARD THE Experience』

バイオハザード

物語の舞台は、どこだかわからないとある洋館。理由もわからずに眠らさせた男女13名が目を覚ます。「ここはどこ?」素性もわからないまま、名乗り合う。「得体のしれない奴らがいる!」そう、ゾンビ、噛まれるとその人間もゾンビになってしまう。恐怖は頂点に達するがそれでも希望を捨てない。脱出するために彼らは3チームに分かれて行動することに。さて、この脱出劇の果てにあるものは……?がだいたいの流れだ。
冒頭、黒いコートを着た謎の男・アマモト(東幹久)が語る。アンブレラ社のこと等、この『BIOHAZARD』の設定に当たる部分を説明する。洋館に連れてこられた人々、なんだかわからない状況でとりあえず名前を言うが、基本的に知らない者同士、お互いに探り合うが、この恐怖の館から逃げ出したい状況は皆同じ、一致団結したかに見えるが、実はそうでもない。閉ざされた空間、死と隣り合わせな状況、いつ自分がゾンビになってしまうかわからない、この極限状態に人間の本性が見える。疑心暗鬼にかられながらも最後まで人間として生き抜きたい者、強い者に頼る者、戦う意志を持ち、最後まであきらめない者、それぞれの生き様が凝縮される。設定はありえないが、ここで描かれるテーマは普遍的だ。

バイオハザード

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。